- 株式会社 資生堂
- SHISEIDO 「GLOBAL FLAGSHIP STORE」
- PRODUCT & SERVICESPATIAL EXPERIENCESTRATEGY & BRANDING2020.12.02
資生堂が世界88の国と地域で展開するブランド「SHISEIDO」初の旗艦店「BRAND SHISEIDO GLOBAL FLAGSHIP STORE」全体の体験設計のコンサルテーションと、SHISEIDOオリジナルのAIキャラクター「LEAH」の開発、B1Fで展開する新サービス「INNER BEAUTY CHARGE」のサービス設計からプロデュースまでを担当させていただきました。
テクノロジーとヒューマンタッチの融合をテーマに設計されたFLAGSHIP STOREでは、商品をただ販売するのではなく、ブランドが持つ魅力を五感で感じることができる最新のデジタルコンテンツが多数導入されています。入店時には「S-CONNECT」と呼ばれるRFIDが組み込まれたリストバンドを無料で配布し、デジタルコンテンツの体験結果やほしい商品の情報が記録でき、レジでのお会計までをスムーズ行えるように設計しています。デジタルコンテンツの結果は、退店後もスマホで振り返ることができるので、後から気になった商品をWEBで購入することも可能です。
また、INTELLIGENT BEAUTY PARTNERとして開発されたAIキャラクターの「LEAH」が、館内での体験をナビゲートします。 「LEAH」は様々なテクノロジーが活用されている店舗内のUXをわかりやすくする役割を担うと共に、ユーザーの行動の性質を解析して美の発見をお手伝いをしていきます。
B1Fのフロアーで展開される体験型の有料サービス「INNER BEAUTY CHARGE」はこれまでにない新感覚のメディテーション体験です。ブランドSHISEIDOは”外面と内面の美が満たされることで、一人ひとりの持つ本来の美しさが引き出される”という独自のコンセプトを掲げており、外側の目に見える美しさだけではなく内面の美もなくてはならないものだと考えています。その内面の美「インナービューティー」に着目し、資生堂の独自の研究成果と、最先端のテクノロジーを組み合わせることで内面に眠る自分本来の美しさを呼び覚まします。
体験者は日本の伝統的な茶室をモチーフにした空間の中で、五感を刺激する音・香り・光によって感覚を研ぎ澄まします。そして、資生堂の為に特別なカスタマイズが施された最先端のメディテーションポッド(SOMADOME)の中に入り、自分自身の内側へと集中していきます。ポッド内のつなぎ目のない無限に感じられる空間で、バイノーラルビートのサウンドと資生堂の研究で培われた心地のいい香りに全身が包まれることで、リラックスから徐々に生き生きとした活力を得ていきます。 体験の締め括りには、装着していたヘッドセットによって、体験中の気持ちの変化をグラフで可視化します。それにより、体験者は自分でも気づいていない新たな自分自身を発見するとともに自分の内側にある生命力あふれる美しさを実感することが可能になります。
CREDIT INFO
Client
株式会社資生堂
Agency
株式会社ワントゥーテン
Design Direction
SHISEIDOクリエイティブ本部
Creative Director / Producer
丸山 研司(SPECIAL REQUEST)
Experience Designer / Planner
青柳 佑弥(1-10), 染谷 明美(1-10),岡田 麻沙(1-10)
Project Manager
徐 夢影(1-10), 稲垣 雄史(1-10)
Technical Director
北島 ハリー(1-10)
Programmer
岩中宏充(1-10), 高取亨(1-10), 富田良裕(1-10)
Hardware Engineer
平野 光洋(1-10)
Art Director
中林 保之(1-10)
Copywriter
水谷 秀明(C-DASH)
Information Architecture
木名瀬 和憲
Motion Director(AI)
大島 貴明(IMAGE UNITED Inc.)
Illustration&Animation
LIGHT THE WAY Inc.
Movie Editor
福地 寿樹
Sound Design
LADER PRODUCTION
Casting Director
Eiji Leon Lee(FILMSTA)
Photographer
小林 大輔
Hair & Makeup
松森 あず沙
Stylist
小山 育実
※この作品は弊社代表 丸山の1-10所属時の実績です